オンラインカジノのキュラソーライセンスとは?

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新体制になった、オンカジ運営ライセンスで最もポピュラーなキュラソーライセンス

日本語に対応しているオンラインカジノのほとんどが取得しているキュラソーのライセンス。ユーザーの利便性が良く、取得のハードルが他の国のライセンスと比べて緩めな事から、最もポピュラーなオンラインギャンブルの運営ライセンスとなっています。

この記事ではオンラインカジノのキュラソーライセンスの安全性に関して、また2024年のライセンス発行機関の体制の改革の影響についても含めて詳しく解説していきます。

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オンラインカジノのキュラソー発行ライセンスとは?

オンラインカジノのキュラソー発行ライセンスとは?

キュラソーのライセンスは、カリブ海の島国であるオランダ領キュラソー政府が発行するオンラインカジノの運営に必要なライセンスです。オンラインギャンブルに関する法律を整備し、運営ライセンスを発行している国は数多くありますが、中でもキュラソーやマルタ共和国が有名です。

キュラソーライセンスの特徴

オンラインカジノのキュラソーライセンスは、マルタやイギリスのライセンスと比べて規制が緩いのが特徴です。

もちろんオンラインカジノがライセンスを取得するには様々な条件と審査があり、政府機関が発行するライセンスとして信頼性はありますが、ユーザーにとってより利便性の高いサービスを提供できます。

日本語対応のオンラインカジノでキュラソーが人気の理由

日本語に対応したオンラインカジノには、キュラソーのライセンスを取得しているサービスが数多くあります。その理由として、入出金に関する規制が厳しくないことが挙げられます。

キュラソーのライセンスを取得するとユーザーの本人確認がそれほど厳しくなく、入出金額の上限も高く設定できます。たとえば仮想通貨での出金に際しては、一定の利用額までなどの条件がある場合もありますが、本人確認を不要とするオンラインカジノが多く見られます。

ユーザーにとっては面倒な手続きが減り、使いやすくなるため、キュラソーのライセンスを取得するオンラインカジノが増えていると考えられます。

キュラソーのライセンスを取得する流れ

キュラソーのライセンスを取得する流れ

オンラインカジノがキュラソーのライセンスを取得するまでは、次のような流れになります。

有限責任会社を設立

まずキュラソーの管轄区域で有限責任会社(B.V.またはN.V.)を設立します。キュラソー管轄区域でなければ、ライセンスの申請はできません

ライセンス認定機関に必要書類を提出

次にオンラインカジノはライセンス認定機関に必要書類とデータを提出し、審査が行われます。

審査では、運営企業の信頼性に関して、資金は充分に確保されているか、ゲームの公平性は保たれているか、セキュリティ対策は行っているか、オンラインカジノ依存症対策は行っているか、キュラソー政府が定めた規則を遵守しているかなどがチェックされます。

取得費用・ライセンス料の支払い

審査を通過したら、ライセンス取得費用を支払います。

因みに、オンラインカジノはライセンス取得後も毎年ライセンス料をキュラソー政府に納める必要があります。

キュラソーのオンカジライセンス発行体制の改革

2024年、キュラソーライセンス発行機関の体制の改革により、いくつかのキュラソーライセンスを取得していたオンラインカジノはライセンスを切り替えています。ここではオンラインカジノのキュラソーライセンス停止の内容と、オンカジサイトはどのようなライセンスに切り替えているのかを解説します。

キュラソーのライセンス認定機関

オンラインカジノはこれまで、キュラソー政府による承認を受けた以下のマスターライセンス機関を通して、サブライセンスを取得するのが一般的でした。

  • Gaming Services Provider N.V.
  • Antillephone N.V.
  • Cyberluck Curaçao N.V.
  • Curacao Interactive Licensing N.V.

この中でも「Gaming Services Provider N.V.」と「Antillephone N.V.」は数多くの日本語オンラインカジノがライセンスを取得してきました。

ライセンス認定機関の営業停止

2024年8月18日に、キュラソーライセンスの認定機関のひとつであるGaming Services Provider N.V.が営業を停止し、「NV365/JAZ」のもとで発行していたすべてのサブライセンスが無効となりました。

続いて10月1日にはCyberluck Curaçao NV、11月28日にはAntillephone NV、2025年1月31にはC.I.L. Curaçao Interactive Licensing NVが営業を停止し、これらのサブライセンスは期日をもって無効となっています。

営業停止の理由

これらのマスターライセンス機関が営業停止となったのは、不正などが理由ではありません。キュラソー政府が管轄区域を再編したことが理由となります。

以前はキュラソー知事にライセンス発行権限がありましたが、2020年に財務大臣が管轄するGCB(Curacao Gaming Control Board)がギャンブル業界の規制を担う期間として発足し、2024年の管轄区域再編を含め、キュラソーのオンラインゲーミングの監督体制の改革を進めています。

GCBはキュラソー島におけるあらゆるギャンブル機関の活動を監督・規制している政府機関です。ギャンブル機関にはオンラインカジノとランドカジノも含まれます。今後はマスターライセンス認定機関を廃止し、直接GCBがライセンスを発行する形になります。

オンラインカジノの対応

これまで認定機関の発行するサブライセンスを取得していたオンラインカジノは、GCBが直接発行するライセンスに切り替えるか、あるいは他国のライセンスに変更するかの対応が必要となりました。

オンラインカジノが取得するライセンスの種類

これまで日本語に対応しているオンラインカジノの多くはGaming Services Provider N.V.やのライセンスを取得していました。今回、GCBのライセンスに切り替えたオンカジが多いですが、一部は他国のライセンスに切り替える動きが見られます。主なおすすめオンカジのライセンス状況は以下の通り。

ベラジョンカジノ
インターカジノ
遊雅堂カジノ
キュラソー GCB(OGL/2024/175/0182)
カジノエックス
ジョイカジノ
ラーメンベット
キュラソー GCB (OGL/2024/863/0412)
ボンズカジノ
テッドベット
キュラソー GCB (OGL/2024/774/0362)
k8 キュラソー GCB(OGL/2024/598/0357)
カジノシークレット キュラソー GCB(OGL/2024/529/0346)
ビットカジノ キュラソー GCB(OGL/2023/111/0069)
スポーツベットアイオー キュラソー GCB(OGL/2023/110/0072)
カジ旅
カジノミー
キュラソー GCB (OGL/2024/503/0352)
ミスティーノ キュラソー GCB (OGL/2024/340/0480)
ワンダーカジノ
ミラクルカジノユースカジノ
キュラソー GCB (OGL/2024/919/0589)
ライブカジノハウス アンジュアンライセンス(ALSI-192407026-FI2)
エルドアカジノ アンジュアンライセンス(ALSI-082404008-FI1)
コニベット アンジュアンライセンス (ALSI-142311015-F12)
クイーンカジノ トビークライセンス

アンジュアンライセンスを取得している上記のオンカジは、以前はキュラソーライセンスの元で運営していたので、キュラソーライセンスの体制改革によってアンジュアンライセンスへ移行したものと考えられます。

キュラソーライセンス以外のオンラインカジノライセンス

日本語オンラインカジノの殆どが取得してきたキュラソーライセンス。引き続き、新体制のGCBが発行するキュラソーライセンスを保持するオンカジも多いですが、他の国のオンラインギャンブルライセンスを取得するカジノもあります。

キュラソー以外のオンラインカジノライセンス発行している主な国と機関は以下の通りです。

アンジュアンライセンス

アンジュアン・ベッティング・アンド・ゲーミング・コミッション(Anjouan Betting and Gaming Commission)はアンジュアン島政府のギャンブル統括機関です。アンジュアン島は南西インド洋のコモロ諸島にあるコモロ連邦の一部で、アンジュアンは1999年からオンラインゲームのライセンスを発行しています。

アンジュアンライセンスへ切り替えるオンラインカジノが増えていますが、その理由は申請から承認まで時間がかからないことが挙げられます。ライセンスの取得とその維持にかかるコストが低いこともあり、新規にサービス開始するオンラインカジノにもアンジュアンライセンスを取得するところが増えています。

ただし規制基準が低い点には注意が必要です。日本語に対応するオンラインカジノにはこれまであまり見られませんでしたが、キュラソーライセンスの体制改革を受けてこれから増えることが予想されます。

トビーク・ゲーミング・コミッション

トビーク・ゲーミング・コミッション(Tobique Gaming Commission)はカナダのライセンスです。ニューブランズウィック州にあるトビーク先住民が設立した機関が発行しています。

カナダには先住民の自治区のライセンス発行機関としてカナワケライセンスがありますが、同様な特定の先住民地域におけるギャンブル活動に特化しているのが特徴で、マルタライセンス(MGA)などと比べると規制は緩くなっています。

マルタライセンス

マルタライセンス(MGA)はマルタ共和国が発行しています。ヨーロッパ市場でサービス提供しているオンカジは多くがマルタライセンスを取得していますが、マルタライセンスは取得が難しくライセンスの維持費が高額であるため、保有する日本語オンラインカジノは多くありません。

信頼度の高さにより、マルタライセンスを取得しているオンラインカジノはより安心して利用できると考えてよいでしょう。ただし本人確認の手続きが面倒だったり、仮想通貨での入出金にも限度額が設定されるなど、ユーザーの利便性にも制限がある点には注意が必要です。

オンラインカジノ キュラソーまとめ

オンラインカジノのキュラソーライセンス発行機関が営業を停止したことを受けて、日本語対応のオンラインカジノの多くはライセンスを切り替えています。引き続きキュラソーのGCBから取得するオンカジサイトが多いようですが、なかにはアンジュアンライセンスやトビークライセンスに切り替えるところもあります。

規制の緩さという点に関しては課題もありますが、大事なのはオンカジサイトがどのようなサービス提供をしているのかということです。規制が厳しければより安全とも言えますが、その反面、本人確認やカジノへの入金や出金に関して煩雑な手続きが発生したりと、ユーザーにとっても利用しにくくなる事も。それぞれのサービス内容をチェックして、安全に楽しめるオンカジサイトを利用するようにしましょう。

この記事を書いた人
Kana Makita

ヨーロッパへ移住後、オンラインゲーミング業界で数年間働き、現在はライター兼翻訳家として暮らす30代。趣味は温泉・スパ巡り。カジノではブラックジャックが一番好きなゲーム。
Kana Makita プロフィール

 
 

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