ランドカジノとは？
ランドカジノは華やかな空間でカジノゲームを楽しめる施設です。ディーラーとの駆け引きや他のプレイヤーとの交流など、オンラインカジノでは味わえない特別な体験ができます。
この記事ではランドカジノの基本的な遊び方、世界各地のおすすめスポット、マナーや注意点などを解説します。
目次
ランドカジノってどんな所？
ランドカジノとは、実際に建物内でカジノゲームを楽しめる施設のことです。17世紀のイタリアに誕生した「リドット」が最初のカジノ施設だと言われます。現在はラスベガスやマカオがランドカジノのメッカとして有名ですね。
ランドカジノは、カジノ施設だけでなく、総合的なエンターテインメントが楽しめるIR（統合型リゾート）内にある事が多いです。IRでは豪華なホテルやレストラン、ショーも楽しめ、カジノ以外にも娯楽が目白押しなので一日中飽きることがないでしょう。
このような場所にあるランドカジノは、豪華絢爛な内装や煌びやかな照明、そしてゲームの興奮が渦巻く空間が非日常的な体験を提供します。
ランドカジノは日本でも楽しめる？
日本では、長らく店舗型ランドカジノの運営が違法とされてきました。賭博場を開設して利益を得た者には、刑法第186条第2項に規定されている「賭博場開帳図利罪」が適用され、その罰則は3か月以上5年以下の懲役です。
また、違法なランドカジノ、いわゆるインカジや闇カジノで賭博を行った利用者にも刑法185条の「賭博罪」が適用され、50万円以下の罰金または1,000円以上1万円未満の科料が科されます。
しかし、2016年12月にカジノ法案（IR推進法）が成立し、2018年7月にはIR整備法が成立したことで、日本国内でも合法的なランドカジノのオープンが可能となりました。(もちろん認可を得た事業者のみがランドカジノを運営できるので、勝手にカジノ店をオープンするのは違法です)。
さらに、大阪万博の開催地である夢洲に統合型リゾート（IR）が建設されることが決定しており、2030年頃には日本で初の合法的なランドカジノがオープンする予定です。
オンラインカジノとの違い
オンラインカジノはインターネット上で手軽にカジノゲームを楽しめる一方、ランドカジノは五感で感じる特別な体験を提供します。以下に両者の主な違いを詳細にまとめました。
| ランドカジノ | オンラインカジノ | |
|---|---|---|
| ゲーム進行 | ディーラーが行う | プログラムとディーラーの2種類 |
| 賭けの制限時間 | あり | プログラムのゲームは無し |
| ゲームの種類 | スロット テーブルゲーム |
スロット テーブルゲーム ビデオゲーム スキルゲーム |
| スロットの数 | 施設の大きさによる | 数千種類あり |
| 賭け金の上限 | 高額ベットが可能 | ライブカジノに高額ベットあり |
| メモでの記録 | 不可 | 可能 |
ランドカジノは単にギャンブルをする場所ではなく、エンターテイメント全体を体験する場所だと言えます。一方でオンラインカジノは、手軽さと多様なゲームが魅力です。
ランドカジノはコロナ禍の収束と観光需要の回復により旅行者が増え、ふたたび注目を集めています。日本でも2025年の大阪万博のあとにIR（統合型リゾート）の開業を控えており、その中のカジノ施設が注目されています。
ランドカジノの魅力
オンラインカジノでもライブカジノをプレイすればランドカジノと同じような感覚で遊べますが、やはりランドカジノならではの魅力というものがあります。
臨場感と興奮
ランドカジノの最大の魅力は、目の前で繰り広げられるゲームの臨場感。チップを手にした瞬間の高揚感や、勝利の瞬間の歓声が特別な体験を演出します。
ディーラーとの駆け引き
テーブルゲームでは、ディーラーとの駆け引きが重要です。直接対面することで得られる緊張感は、プレイヤーのスキルを試す場として最適です。 特にクラップスのようなゲームは、プレイヤー皆でディーラーを負かすのがお約束で、知らない人同士でもワイワイと楽しめます。
ランドカジノで遊べるカジノゲーム
オンラインカジノには数千種類のスロットがあったり、スキルゲームがあったりしますが、ランドカジノは限られたスペースにゲーム機やテーブルが設置されているため、ゲームの数は少なくなります。またカジノの規模によりゲーム数は大きく異なります。とはいえ、ランドカジノでも幅広い種類のカジノゲームが楽しめます。
ブラックジャック
ランドカジノで最も人気があるゲームのひとつがブラックジャックです。プレイヤーとディーラーが1対1で勝負し、配られた手札に応じてアクションを選べる戦略性がその人気の秘密。 ブラックジャックは数あるカジノゲームの中でも特に還元率が高く、プレイヤーが勝ちやすいゲームでもあります。
ルーレット
ランドカジノの花形ゲーム、ルーレットはルールが簡単なのでランドカジノの初心者にもおすすめです。好きなところにチップを置くだけであとは運を天に任せるだけ。配当倍率が異なる色々な賭け方ができるので、カジノ熟練者にも人気があります。
バカラ
中国をはじめ、アジアのプレイヤーに人気のバカラ。ヨーロッパやアメリカよりも、マカオやシンガポールのランドカジノのほうがバカラは充実しています。ルールはシンプルですが、高額ベットをするハイローラーには特に人気があります。
スロットマシン
スロットマシンは、一撃で高額配当が期待できるカジノの目玉ゲームです。ランドカジノでは億単位のジャックポットが出ることもあります。フロアにずらりと並んだスロットマシンは、見るだけでもワクワクしますね。
ポーカー
ランドカジノには、スロットのようなマシンで遊ぶビデオポーカー、ディーラーと対決するカジノポーカー、そして卓を囲んでプレイヤー同士が対戦するポーカーテーブルがあります。 テキサスホールデムなどの人気ポーカーゲームは、ランドカジノでトーナメントが開催されることもあります。
ランドカジノでの遊び方
ランドカジノの入場からゲームのプレイ方法、マナーまでを簡単に解説します。
入場方法とドレスコード
ランドカジノへの入場には、年齢制限（通常は18歳以上、または21歳以上）があります。入場時には年齢を確認するための身分証明書（パスポート、運転免許証など）の提示を求められることが一般的です。日本にできるカジノではマイナンバーカードでの本人確認が必須となるそうです。ランドカジノへ行くときは、写真付き身分証明書を忘れずに持参しましょう。
服装は「スマートカジュアル」が基本なので、清潔感のある普段着であれば問題ありません 。ただし過度にカジュアルな服装（Tシャツと短パン、サンダルなど）は避けた方が良いでしょう。
高級カジノや特別なイベントでは、フォーマルな装い（男性はジャケット着用など）が求められる場合もあります。事前にカジノのウェブサイトなどでドレスコードの確認をお勧めします。
チップの購入と使い方
ランドカジノではカジノ内で現金をチップ交換所（キャッシャー）でチップに交換できます。ゲームをプレイする際は、このチップを賭けて行います。
ゲームが終わって換金する場合は、再びキャッシャーにチップを持っていけば現金に交換してもらえます。
ゲームのルールとマナー
ランドカジノでは基本的なルールとマナーを知っておくことが大切です。
各ゲームにはそれぞれルールがあります。ブラックジャックなら21に近づける、ルーレットなら回転するホイールに投げ込まれたボールがどの数字に落ちるかを予想するといった具合です。ルールがわからない場合は、ディーラーに遠慮なく質問しましょう。
ディーラーにチップを渡す場合は直接手渡しではなく、テーブルに置くのがマナーです。
ランドカジノ施設内での写真撮影は禁止されている場合が多いので、注意しましょう。スマホの持ち込みが禁止されているカジノはあまりありませんが、サイレントモードにしてバッグに入れておきましょう。カメラの持ち込みは禁止です。煌びやかなカジノ内で自撮りしたくなる気持ちは分かりますが、うっかり出禁にならないように。
世界のランドカジノ：おすすめスポット紹介
ラスベガス
「カジノの都」として世界的に知られるラスベガスは、ネバダ州の砂漠の中にある巨大都市です。
ストリップと呼ばれる大通り沿いには、世界最大級のカジノホテルが軒を連ねています。豪華絢爛な内装や迫力満点のショー、高級レストランなどカジノ以外のエンターテイメントも充実しています。
またベラージオの噴水ショーやシーザーズパレスのコロッセウムで開催されるコンサートなど、カジノ以外にも見どころ満載です。
代表的なカジノホテル
- ベラージオ：噴水ショーが有名
- シーザーズパレス：ローマ帝国をテーマにした内装
- MGMグランド：巨大な敷地とエンターテイメント施設
- ザ・ベネチアン：ベネチアを再現した運河が特徴
- ウィン・ラスベガス：高級感あふれる内装と庭園
ゲームの種類
スロットマシン、ブラックジャック、ルーレット、バカラ、ポーカー、クラップスなどあらゆる種類のカジノゲームが楽しめます。
また毎年開催されるポーカートーナメント「WSOP」は高額賞金でも有名です。
カジノ以外の見どころ
- ショー：シルク・ドゥ・ソレイユなど
- コンサート
- マジックショー
- プールショッピング
- ナイトクラブ
マカオ
中国の特別行政区であるマカオは、アジア最大のカジノ拠点として知られています。「東洋のラスベガス」とも呼ばれ、その収益は近年はラスベガスを凌いでいます。
マカオはポルトガル統治時代の名残から、東洋と西洋の文化が融合した独特の雰囲気を持つのが特徴です。世界遺産に登録されている歴史的な建造物と近代的なカジノリゾートが共存しています。
大型リゾート施設
- ザ・ベネチアン・マカオ：巨大なショッピングモールと運河
- シティ・オブ・ドリームス：大規模なウォーターショー
- ギャラクシー・マカオ：複数のホテルとカジノが集まる複合施設
ゲームの種類
バカラが人気で、高額ベットをするハイローラーが多く集まります。ほかにはブラックジャック、ルーレット、スロットマシンなども楽しめます。
観光スポット
- 世界遺産の聖ポール天主堂跡
- セナド広場
- 媽閣廟
歴史的な建造物や中国の伝統文化が楽しめます。ポルトガル料理と中華料理が融合したマカオ料理もおすすめです。
シンガポール
東南アジアの金融センターでもあるシンガポールは、洗練されたランドカジノが人気です。特に屋上のインフィニティプールが特徴的なマリーナベイ・サンズは世界的にも有名です。
シンガポールのカジノは規制が厳しくクリーンな運営をしているので、訪問者は安心してゲームを楽しめます。
代表的なカジノ
- マリーナベイ・サンズ：屋上のインフィニティプールが有名
- リゾート・ワールド・セントーサ：ユニバーサル・スタジオ・シンガポールに隣接
ゲームの種類
ブラックジャック、ルーレット、バカラ、シックボー、スロットマシンなど一般的なカジノゲームが揃っています。
特徴
ドレスコードが比較的厳格です。落ち着いた雰囲気の中でゲームを楽しめます。ギャンブル依存症対策にも力を入れており、責任あるゲーミングを推進しています。
カジノ以外にも高級ホテルやショッピングモール、レストランや美術館など多様なエンターテイメント施設も魅力です。
日本におけるランドカジノ
日本初のIR施設は、大阪の夢洲（ゆめしま）で計画されているカジノを含む統合型リゾート（IR）となる予定です。運営事業者「大阪IR」には米MGMリゾーツとオリックスが出資しています。
大阪市は2024年10月1日に、2025年の大阪・関西万博で使用する範囲を除いた約46万m²のIR用地を運営事業者に引き渡しています。地盤の液状化対策工事も進んでおり、IR施設は2030年秋頃の竣工を目指しています。
日本国内のランドカジノで遊べる日も、そう遠くはありません！
ランドカジノについて まとめ
ランドカジノは、ギャンブル以上の魅力を持つ特別な場所なので、非日常体験を楽しめます。ただし雰囲気に流されてついお金を使いすぎないように注意しましょう。
また華やかな場所なので写真を撮りたくなるかもしれませんが、禁止されていることを忘れてはいけません。
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