ポーカーの役を徹底解説!勝つ条件と役が出来る確率

 

ポーカーをプレイするにあたり、必須の知識がポーカーの役です。どんな種類のポーカーゲームであれ、ポーカー役とその強さを知っていなければポーカーはプレイできません。ポーカーは、カジノで行われるゲームの中でも最も知識とスキル、戦略が勝率に影響するゲームなので、ポーカー役はしっかりと頭に入れておく必要があります。

この記事ではポーカーの役の一覧と、役が出来た時の勝敗について説明します。さらにそれぞれの役が完成する確率がどの程度なのかもご紹介します。

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ポーカーの役 基本情報

 
ポーカーの役 基本情報
 

ポーカーの役とは5枚のカードから成る、あらかじめ決められた組み合わせのことで、「ハンド」と呼ばれます。揃えるのが困難なハンド程、強い役になります。ポーカーゲームでは、ひとりのプレイヤーを除き全員がゲームから降りるか、最終ラウンドで2人以上プレイヤーが残っている場合はそれぞれの役の強さを比較し、勝負が決まります。

テーブルにすべてのカードが開かれ、2人以上のプレイヤーが勝負に残っていれば、プレイヤーは自分のカードをオープンします。そこでプレイヤー同士の役を比べて、1番強い役が出来ているプレイヤーの勝利となりチップを受け取ります。

ポーカーの役の作り方

ポーカーの役の作り方は、ポーカーゲームの種類により異なります。ここでは最もメジャーな「テキサスホールデム」のポーカールールを例に説明します。

ベットラウンドでテーブルにカードが開く

テキサスホールデムでは、まずプレイヤーそれぞれに2枚のカードがランダムに配られます。その時点でプレイヤーはチップを賭けるか、ゲームから降りるかを選択します。

全員のプレイヤーがチップを賭けるかゲームを降りるかしたら、次にテーブルにカードが3枚開きます。このラウンドを「フロップ」と言います。ここでも残ったプレイヤーはチップを賭けるか降りるかの選択をします。

2人以上のプレイヤーが残ればテーブルには4枚目のカードが開き(「ターン」)、そこでも2人以上のプレイヤーが残れば最後の5枚目のカードが開きます(「リバー」)。ここで2人以上のプレイヤーが残れば、それぞれが持つ2枚のカードをオープンします。

どのベットラウンドでも1人だけ残してその他全員がゲームから降りたら、ハンドを公開することなく、残った1人がチップを獲得できます。

ベットラウンドの度に、自分の手札とボードに出たカードで、勝負に値するようなポーカー役ができているか判断し、また他のプレイヤーの様子を観察してどんな役を持っていそうか推測しながら、ゲームを進めていきます。

ポーカーの役の作り方

プレイヤーはそれぞれ2枚のカードを持ち、テーブルには5枚のカードが開いています。この7枚のカードから5枚を使ってポーカーの役が出来ます。

最小で2枚のカード、最大で5枚のカードが役を作りますが、プレイヤーの手札から少なくとも1枚がその役に含まれることが必要です。

もしどのプレイヤーのカードも役を作れなかった場合、基本的には1番強いカードを持っているプレイヤーが勝ちます。

カードの強さについて

 
カードの強さについて
 

ポーカーの役を説明する前にカードの強さを理解しておきましょう。

ポーカーではジョーカーを除いた52枚のトランプカードを1組使用します。そのカードの強さは次のようになっています。

A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2

Aが最も強く、2が最も弱いカードになります。

トランプのカードには次の4種類のスート(図柄)がありますが、スートによる強さの違いはありません

  • ♡(ハート)
  • ♢(ダイヤ)
  • ♤(スペード)
  • ♧(クラブ)
 

ポーカーの役 一覧

 
ポーカーの役 一覧
 

それではポーカーの役を強さの順にご紹介します。下記はポーカー役の強い順ランキング一覧表です。また、テキサスホールデムで最終ラウンド(リバー)で役が揃う確率も掲載しています。

ポーカー役 確率
ロイヤルストレートフラッシュ 10♡J♡Q♡K♡A♡ 0.0032%
ストレートフラッシュ 9♤10♤J♤Q♤K♤ 0.027%
フォーカード 7♡7♢7♤7♧3♢ 0.16%
フルハウス 5♢5♤5♧J♡J♢/td> 2.6%
フラッシュ 3♢5♢10♢J♢K♢ 3.25%
ストレート 7♤8♡9♧10♧J♡ 4.62%
スリーカード Q♢Q♤Q♧3♡7♧ 4.83%
ツーペア 5♤5♧J♡J♤K♡ 23.5%
ワンペア K♢K♤3♢6♡A♤ 43.8%

ここからは、各ポーカー役について詳しく説明していきます。

ストレートフラッシュ (Straight Flush)

 
ストレートフラッシュ (Straight Flush)
 

ストレートフラッシュ同じスートで5枚の連番となるカードで出来るポーカー役です。

滅多にある事ではありませんが、ほかのプレイヤーもストレートフラッシュが完成している場合、より強いカードで役が出来ているプレイヤーが勝ちます。例えば次のようなシチュエーションで、同じボード(テーブルのカード)で2人のプレイヤーがストレートフラッシュになっています。

ボード:J♤ 10♤ 9♤ 8♢ 6♧

自分:K♤ Q♤ → 勝ち

相手:8♤ 7♤ → 負け

ストレートフラッシュでカードがA-K-Q-J-10だった場合を「ロイヤルストレートフラッシュ」または「ロイヤルフラッシュ」と言い、ポーカーで最強の役となります。

 
ポーカー役:ロイヤルストレートフラッシュ
 

フォーカード (Four of a Kind)

 
フォーカード (Four of a Kind)
 

フォーカード同じ数字の4枚が揃うと完成するポーカーの役です。かなり強い役なので、揃ったら必ず勝負に出たいポーカー役ですが、相手プレイヤーにストレートフラッシュが完成していると負けます。

ボード:7♡ 7♤ 6♡ 5♡ 2♧

自分:7♢ 7♧ → 負け

相手:9♡ 8♡ → 勝ち

 
フォーカード対ストレートフラッシュ
 

フルハウス (Full House)

 
 

フルハウスワンペアとスリーカードの組み合わせによるポーカーの役です。2枚がペアで3枚がスリーカードと、5枚全てのカードを使うので「満員」という意味のFull Houseという名称になっています。

とても強い役ですが、同じフルハウスを相手のプレイヤーも完成させていた場合、より強いカードで役が出来ているほうな勝ちます。

ボード:5♢ 5♤ J♢ 9♡ 9♤

自分:J♡ 5♧ → 負け

相手:J♤ 9♢ → 勝ち

 
フルハウス ポーカー役
 

フラッシュ (Flush)

 
フラッシュ  (Flush)
 

フラッシュ同じスートの連続していない5枚のカードで出来るポーカーの役です。同じマークが5枚揃うと完成します。7枚のカードの中でフラッシュが完成する確率は3%程度と低いですが、ボードが4枚同じスートの場合は他のプレイヤーもフラッシュができている可能性がある事を考慮しなければなりません。

相手もフラッシュが完成していれば、より高いカードで役が出来ているほうが勝ちます。

ボード:K♢ J♢ Q♤ 4♤ 3♢

自分:10♢ 5♢ → 負け

相手:Q♢ 4♢ → 勝ち

 
ポーカー役 フラッシュ
 

ストレート (Straight)

 
ストレート (Straight)
 

ストレートは、連続する5枚のカードがあれば完成するポーカーの役です。5-6-7-8-9など数字が連続していれば、スートは何でも構いません。もしストレートの5枚全てのスートが同じであれば、ストレートフラッシュとなります。

ストレートを持っているプレイヤー同士の勝負は、より高いカードで役を完成させているプレイヤーが勝ちます。

ボード:10♧ 8♤ 7♤ K♡ 5♤

自分:J♡ 9♤ → 勝ち

相手:9♡ 6♤ → 負け

 
ストレート ポーカー役
 

スリーカード (Three of a Kind)

 
スリーカード (Three of a Kind)
 

スリーカードは、4-4-4やJ-J-Jなど、同じ数字のカードが3枚揃えば完成するポーカーの役です。スリーカードは和製英語で、英語ではスリー・オブ・ア・カインド(Three of a Kind)という名称です。

スリーカードはポーカー役ランキングでは下の方ですが、完成する確率は5%以下と、そう簡単に揃う役ではありません。よって、特に数字の高いスリーカードを持っていたら、勝負に出る価値は充分にあります。さらにペアが成立すればフルハウスになる可能性も持っています。

同じスリーカードが完成しているプレイヤー同士の場合、より強いカードを持っているほうが勝ちます。

ボード:Q♤ Q♧ 3♡ 6♡ 2♤

自分:Q♢ 7♧ → 勝ち

相手:Q♡ 5♡ → 負け

 
スリーカード ポーカー役
 

ツーペア (Two Pairs)

 
ーペア (Two Pairs)
 

ツーペアは3-3 と8-8など、ペアが2組で完成するポーカーの役です。テキサスホールデムでツーペアが成立する確率は20%を超え、比較的揃いやすいポーカー役です。

とは言え、ツーペアより強い役(スリーカード以上)を揃える難易度がとても高いため、特に数字の高いツーペアを持っている場合は勝負に出る価値はあります。

どのような組み合わせであっても、より強いカードで役が出来ているプレイヤーが勝ちます。

ボード:J♡ 5♧ 4♢ 4♧ K♡

自分:J♤ 5♤ → 勝ち

相手:10♡ 10♢ → 負け

 
ツーペア ポーカー役
 

ワンペア (Pair)

 
ワンペア (Pair)
 

ワンペアは2-2でもA-Aでも、同じ数字のカード2枚が1組で完成するポーカーの役です。テキサスホールデムでワンペアが揃う可能性は40%を超えており、決して珍しい役ではありません。 フロップ時でワンペアが揃っている場合など、後にツーペアやフルハウスなどに発展する確率もあるので捨てるのはもったいないですね。

同じワンペアが出来ているプレイヤー同士の場合、より強いカードを持っているプレイヤーが勝ちます。

ボード:K♤ A♤ 6♡ 3♢ 2♢

自分:K♢ 10♢ → 負け

相手:K♡ J♡ → 勝ち

 
ワンペア ポーカー役
 

ハイカード (High Card)

 
ハイカード (High Card)
 

ハイカードワンペア以上の役が何も出来ていない状態です。2人以上のプレイヤーが残っている状態で全員がハイカードというケースはほとんどないと考えてよいでしょう。

ハイカード同士のプレイヤーは、より数字の高いカードを持っているプレイヤーが勝ちます。

ボード:9♢ 6♢ 4♧ 3♤ 2♢

自分:K♤ 7♡ → 勝ち

相手:Q♡ 10♡ → 負け

ポーカーの役が出来る確率

ポーカーには次の4回のベットラウンドがあります。

  • プリフロップ:2枚のカードがプレイヤーに配られる
  • フロップ:ボードに3枚のカードが開く
  • ターン:ボードに1枚のカードが追加で開く
  • リバー:ボードに最後の1枚のカードが開く
 

テキサスホールデムでフロップとリバーの段階で役が完成する確率は以下の通りです。

フロップ リバー
ロイヤルフラッシュ 0.00015% 0.0032%
ストレートフラッシュ 0.0014% 0.027%
フォーカード 0.0024% 0.16%
フルハウス 0.14% 2.6%
フラッシュ 0.2% 3.3%
ストレート 0.39% 4.6%
スリーカード 2.1% 4.8%
ツーペア 4.75% 23.5%
ワンペア 32% 49%

ポーカー役を覚えてプレイしてみよう

この記事では、テキサスホールデムを例にポーカー役について詳しく説明しました。駆け引きや戦略が勝敗を大きく左右するポーカーをプレイするには、ポーカー役は必須の知識。しっかり覚えてプレイに挑みましょう。

慣れてくれば、自分のハンドとボードに開かれるカードを見て、どの程度の勝ち目があるのかをだいだい予想できるようになり、引き際を見極めて無駄にチップを消費しない上手な賭け方が可能になります。

ポーカーの役について理解を深めたら、役が出来る可能性を考慮しながらプレイすることをおすすめします。

この記事を書いた人
Shota Yamashita

オンカジ歴6年のフリーライター。オンラインカジノの他に得意な分野はパチンコ・パチスロとギャンブル全般、ゲーム、ガジェット系。根っからのインドア派。
Shota Yamashita プロフィール

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